短評 『片田舎のおっさん、剣聖になる(7)』 乍藤和樹 / 秋田書店 ヤングチャンピオンコミックス
剣と魔法の世界はどちらかといえば少し苦手で、この作品(コミックス)も1巻から読んではきたものの、なんとなく信用しきれないところがあった。←無礼
ところが、ここ数巻、なかなかに面白い。←なにゆえの上から目線
1つ前の第6巻では、本当なら主人公ベリル・ガーデナントと強敵シュプール・アイレンテールの決戦、さらにそこに回想として挿入されたシュプールとラフィのドラマが本来の読ませどころだったのだろうが、いざ読んでしまうとサブキャラ(それも序列にしておそらく4番より下の)クルニが戦闘の中で「剣に魅入られた」剣士と化して「あっち側」へすたすた走り去る、そのコマが意表をついて美しく、尊い。←もしやのクルニファン
新刊第7巻では悪玉サルレオネ司教は捉えられ、ベリルがミュイの後見人となることになって最初の数十ページで「宵闇」事件はいちおうの決着となる。
いわば大きなストーリーとしてはダレ場にあたるわけだが、その中にも剣と魔法の微妙な関係、新しい登場人物の紹介など含めて静かな不穏とでもいうか、奇妙な緊張感が保たれる。
とても、よい感じだ。←後日罰金
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なお、本書のタイトルはフルフルでは以下のとおり。
『片田舎のおっさん、剣聖になる ~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~』
原作 佐賀崎しげる・鍋島テツヒロ(SQEXノベル/スクウェア・エニックス刊) 漫画 乍藤和樹
異世界転生モノや溺愛モノにはこうした長いタイトルの作品が多いが、想像するに、ネットの小説サイトなどで発表されるこれらの作品では、短く抽象的なタイトルでは読み手を掴むのが難しいのかもしれない。←そのスジの方々に詳細乞う、委細面談
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