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2021/03/25

もっと見せてやりたいな 『かわうその自転車屋さん(9)』 こやまけいこ / 芳文社コミックス

Photo_20210325155701 > さて第8巻もこれまで同様、愉快な動物村、のテイを取りながら、ちょっとした人間ドラマに自転車についてのノウハウ、TIPSをはめ込み、単行本で読めば意外や(失礼)重厚な続き物となっている。

↑は前回、8巻を紹介した際に書いたもので、今回も紹介文としては同じものになるわけだが・・・

一読した印象が、少し違う。
なんというか、収録16篇、いずれもエッジが立ってるというか・・・それぞれすっくと起立していていい感じだ。

無理やり理屈をひねると、9巻では、過去の各巻に比べ、登場人物が群れず頼らず、独立独歩で、たとえ些細であれ何かを成し遂げる話が少なくない(逆に言えば成し遂げられないことをギャグにして落とす話が少ない)、そういうことがあるように思う。

かわうそ店長は自転車屋としての底力を示し、新人漫画家愛沢くんは新連載の壁を破り、阿久くんは仕事の意味を掴み、撮影の腕を上げ、スプリントの帝王は新たなステージに向かい、カン太くんはドレミファソラシドはじめてのおつかい、(食べてばかりの)貝原さんは後輩女子を導き、大角くんは初レース優勝、兎本さんは厳しいヒルクライムを登りきる。いずれも胸のすく話ばかりだ。

土鍋で炊いたら米粒が立った、とでもいうか。
とても心地よい。

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