ピアノ消音システム KORG KHP-2500S を取り付ける
都内のマンションに住んで数年、ペット可、ゴミ出し24時間可、楽器演奏もとくに問題なしとのことで選んだはずが、最近になって突然楽器の騒音を訴える住人が現れたらしく、マンション内の掲示板に騒音についての注意書きポスターが張られるようになった。
これまでポロロンポロンと家族てんでにピアノを叩いていたのだが、よそ様にご迷惑をかけるとなると気が引ける。
ふと、「もしや、コロナ禍で在宅テレワークの働き手が増えて、それで昼間でもピアノの音が気になるようになったのでは?」と思い当たり、余計なご近所トラブルを避けるため、我が家もできる限り消音に努めることとなった。
とはいえ思い出も多い大切なアップライトピアノ、「ピアノ売ってちょーだい」に電話して叩き売り、電子ピアノに買い替えるのも気が進まない。
さりとてマンションの一室だと防音壁、防音シート、屋内防音ルームの設置なども難しいし、効果のほども今ひとつわからない。
ああでもない、こうでもないとネットのサイトをうろうろしていて、たまたまあるホームページに行き当たった。
なるほど、アナログピアノに機器を装着して電子ピアノのようにしてしまう機器もあるのか!
さっそくそのページの会社に連絡し、あれこれ詰めているうちにまず機器が届き、先日調律師の方に設置をしていただいた。
ピアノ消音システム KORG KHP-2500Sは、
・ピアノのキーが押されたことを光センサーで検出
・ハンマーがぎりぎり弦を叩く手前で止まるよう調整
・電子音源が弦の代わりに音を出す
つまり簡単にいえば、既存のアップライトピアノをキータッチやフットペダルの操作、手応えそのままに電子ピアノに変える、というものだ。
面白いのは簡単なレバーの操作でハンマーの位置が元に戻る、つまりまったく普通のピアノとしても演奏できるということ。
なお、電子楽器としての機能はわりあいシンプルで、ピアノの音色が8種類(ジャパニーズ、ジャーマン、オーストリアン、エレクトリック×各2種)から選べる、メトロノーム機能がある、演奏をデジタルデータとして保存/再生できる、などあるが、当節のキーボード型シンセサイザーのようにさまざまな楽器の音色を使う、バックにドラムやベースを演奏する、といった機能はない。あくまでピアノの消音がメインである。
設置はアップライトの前面をほぼむき出しにして、あれこれ取り外してセンサーを設置、一音一音調律するなど専門家によるおおよそ6時間の大仕事。
設置してしまえば消音は簡単で、電源を入れ、ヘッドホンをつないで演奏すると強弱、音質とも生ピアノを弾いているのとまったく遜色ない。
安い買い物とは言い難いが、逆にこの金額で思い出深いピアノが生かせるなら惜しいとは思わない。
残る懸念は、
ピアノというのはハンマーが弦を叩く際の音色だけでなく、キータッチの振動がゴンゴンと意外に大きく、この音が階下の部屋などに響いてなかったか今さらながら気になるということ、
また、ヘッドホンだと耳、首が疲れそう、ということがあって、適当なスピーカーをつなぐことも検討したい。
いずれにせよ、サイトで発見して2週間ばかりで万事解決、なかなか楽しい買い物だった。
ちなみに、烏丸にも〇十年前に途中まで練習してそのままになっている楽譜がある。ある。あるのだが・・・。
練習すれば、弾けない曲などありません
練習をすれば上手くなる。
練習をしなければ一切上達しない。
いや、あの、もちろんレイコ先生のおっしゃる通りではありますがー。
« 切なさ八景 その2 『はてなデパート』 谷 和野 / 小学館 flowersフラワーコミックスα | トップページ | 書割から象徴性へ 『オルタネート』 加藤シゲアキ / 新潮社 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ロシア人のお名前(敬称略)(2026.06.25)
- 2026年、年頭にあたり(2026.01.22)
- 恭賀新年(2025.01.01)
- 川之江城のこと(2024.01.18)
- 星が落ちる(2023.07.10)
「音楽・CD・コンサート・映画・演劇」カテゴリの記事
- 『指先から旅をする』 藤田真央 / 文藝春秋(2024.02.22)
- 『ウィトゲンシュタイン家の人びと ──闘う家族』 アレグザンダー・ウォー、塩原通緒 訳 / 中公文庫(2021.06.20)
- ピアノ消音システム KORG KHP-2500S を取り付ける(2021.03.02)
- 不要不急 『音楽の危機 《第九》が歌えなくなった日』 岡田暁生 / 中公新書(2021.01.25)
- 『ヤクザときどきピアノ』 鈴木智彦 / CCCメディアハウス(2020.10.21)
« 切なさ八景 その2 『はてなデパート』 谷 和野 / 小学館 flowersフラワーコミックスα | トップページ | 書割から象徴性へ 『オルタネート』 加藤シゲアキ / 新潮社 »


コメント