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2018/05/14

テレビにまつわる雑感 1/2

★彡

金曜日に地上波で放送された『パシフィック・リム』、(前回放映時、録画を失念していたので)わくわくと録画してCM、番宣をカットしたら、残ったものが92分。あの素晴らしい132分の映像のうち、40分もがどこかに消えてしまった。

いつも不思議に思うのだけれど、テレビ局には人様のクリエイティブな作品をぶち壊している、という痛覚がないのだろうか?

★彡

大雑把に、そういう傾向があるかもね、という話なのだが、

視聴率とかアンケートとか世論調査とか、そういったマーケティング手法を誰もが使うようになると、、、

たとえば車でいえば燃費がよくてあれこれ便利なミニバンがよく売れるもよう、という調査結果から、各社は似たようなミニバンばかり投入し、相対的にスポーツカーや特異なデザイン(ビートル程度であれ!)は駆逐されていく。
道路はお醤油顔のミニバンであふれ、めでたしめでたし、よかったね。

いや、よくない。
燃費や利便性ばかり追い求めた結果(それだけが理由ではないだろうが)、若者は「車」そのものへの夢や希望を見失ってしまった。だってそれでは冷蔵庫や洗濯機と同じだもの。

テレビドラマも同じだ。

2時間も3時間も茶の間(死語)に座り続けるのはつらい。1つのテーマや事件の結論、決着を次週、その次の週まで待ち続けるのはつらい。だから刑事もの、サスペンスもの、医療もの、はては恋愛ドラマさえ、毎週、1時間で心地よい決着をつけたがる。そのほうが圧倒的に視聴率がとれるのだし、それはそうだろう。

結果として目先の刺激に腐心し続けたテレビドラマは、ついに重厚なメディア文化たる地位を獲得しないまま終わろうとしている。いや、終わるかどうかは知らないけど。

ヘタなワイドショーより『相棒』や『古畑任三郎』の再放送のほうが視聴率とれるんじゃないの、って、古畑は最新話でも10年前。
その間、ドラマの担当者たちは何をしていたのか──たぶん、日々公表される視聴率を横目に、ミニバンのような、よくできてはいてもワクワクしない、驚異も不思議もない、そういったものの劣化コピーを繰り返していたのだろう。違うのかな。

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