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2018/02/12

『からかい上手の高木さん』(現在8巻まで) 山本崇一朗 / 小学館 ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル

Photo書店で平積みの人気作。
正直、手に取る前は、この年になって中学生のラブコメなんてなー、とあなどっていた。
ところが、高木さんがかわいい。尋常ならざるかわいさである。時計をキリキリ巻き戻し、どこかの平行世界で高木さんの隣に座りたい。

主人公、西片君は中学1年生。隣の席の高木さんが授業中、学校の行き帰り、なにかとからかってきてはいつも負けてしまう。今日こそは! とあれこれ企むが、結局見破られて失敗に終わる。
高木さんは実は西片君が好きなのだが(ときどき正直にそれを口にすることさえある)、西片君はドキドキするものの「まさか」、そこに高木さんのクリティカルヒット。今日も二人は──。

作者はかなり頭のよい人に違いない。少なくとも次から次と小さな「勝負」を挑み、西片君をからかう高木さんと同程度には頭が働かないと、これは描けない。さらに、一歩間違えるとしつっこい「いじめ」とも捉えられかねない設定を、西片君を(ドジで女の子の気持ちには鈍感だが)負けん気の強い、気持ちの良い少年に描くことですり抜ける展開も簡単ではないだろう。

と書いて、ところで本当にすり抜けられているのか? と気になってきた。
広辞苑で「からかう」を引いてみる。
「冗談を言ったり困らせたりして、人をなぶる。じらし苦しめる。揶揄(やゆ)する。」
なぶる、じらし苦しめる。……ちょっと怖いよ、高木さん。

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