忠田氏に続け! 「下水道マンガを探検する」
というわけで、忠田友幸氏の『下水道映画を探検する』にならい、マンガの中の下水道シーンを探してみた。
以下は今日一日の書庫漁りの成果なのだが、まずまずといったところか。
まず寺沢武一『コブラ』。
予想どおり、手元にあるジャンプ・コミックスデラックス版の1巻、「不死身の男」にあっさり見つかった。いかにもコブラらしい場面だけに、探せばほかのシリーズやアニメにも見つかるのではないか。
なお、この次のページには、水路が3方向から1つに集まるような仕組みもあり、下水道の造りとして妥当なのか忠田氏に伺いたいところである。
(宇宙のどこかの星の下水道として妥当かどうか、判断できるとしての話だが。)

たかもちげん『代打屋トーゴー』第29話「アナコンダ」(モーニングKC 3巻)より。
主人公の「代打屋トーゴー」は、昼は市の土木課に勤める公務員。しかし、8時間のうち1時間しか働かない「パァピン」と呼ばれるダメ課員なので、代打稼業に本業の知識が活用される例は珍しい。
なお、古尾谷雅人主演のオリジナルビデオ作品もあるらしいのだが未見。したがってそちらにこの下水道シーンがあるかどうかも不明。
伊藤潤二『うずまき』第12話「台風1号」(スピリッツ怪奇コミックス)より。
おそらく『コブラ』のようなサスペンスマンガ、アクションマンガには下水道を逃亡するシーンが少なからず描かれてきたと思われるが、ホラーマンガではどうだろう。それも作者が伊藤潤二となると……この「台風1号」も、とびきりヘンな話ではある。

ジョージ秋山『浮浪雲』二十四 迎の巻第二章「水音」(ビッグコミックス)より。
下水道マンガとしては逸品。江戸末期の水洗便所、下水の発案者として小山五郎次なる少年が登場する。
ただし、「小山五郎次」なる名前はGoogle検索しても出てこないので、ちょっとまゆつば。
実在の人物をけなげなアイデア少年として浮浪とからめたなら巧いし、実在しないなら話造りが巧い。ということにしておこう。
惜しかったのはとり・みき『パシパエーの宴』(チクマ秀版社)収録の「宇宙麺」。
未消化のラーメン状の生物が日本中の麺に紛れて現れるという実にゲロい話だが、この生物が道端の側溝にずるずるとぷん──と這い入る場面がある。残念ながら這い入った先の下水道の内までは描かれていない。
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