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2016/05/09

ジャガ肉 『ののちゃん全集⑩』 いしいひさいち / 徳間書店 GHIBLI COMICS SPECIAL

10親の代から取り続けた朝日新聞の購読を数年前に止め、唯一残念に思っていたのがいしいひさいちの『ののちゃん』をリアルタイムに読めなくなったことだ(ほかは精神衛生面含め、誠に快適至極)。

その『ののちゃん』、久々の単行本。
2014年1月1日から2015年12月31日までの朝刊掲載分をまとめた364ページ、通し番号では第5847から第6557の711作。一気に読み切るのもなかなか大変なボリュームだ。
その中で25年めの山田家は相変わらずのんきでズボラで生真面目な日々を送っている。

巻末には特別書下ろしとして「たまののののちゃん」7作、そしてなんと10巻記念連載第1回「ののさん」2話が収録されている。
後者ではたったの8コマにポチを含む山田家の面々の10年後が過不足なく描かれ、ファンには嬉しい(ののちゃんはたまのの市の自宅から1時間かかる教育大に通う女子大生。のぼるはたかしと同じ造船会社に就職。藤原先生は賞を取ったり映画化されたりとなかなか売れっ子の小説家として活躍中のようだ)。

……と淡々と紹介して、しかし隠しきれない書評子の心拍数、赤面、上ずる声。まるで隣のクラスの女子にこがれる中学生の如き。

というのも、この第10巻、もう描かれないはずだった吉川ロカがいくつかのコマに再登場しているのである。
プロのファド歌手となったロカはときにキクチ食堂でのチャリティコンサートやたまのの市の小学校での寄り道ライブを行っているらしい。その姿は学生時代よりややほっそりし、一方でプロとしての落ち着きと矜持も感じられる。
妻ある身なればこれ以上ロカへの思いを公にはできないのだが、中学生が憧れの女子とのすれ違いを期待して休み時間のたびにやたら廊下をうろつくように、『ののちゃん』10巻を飽きず倦まずめくってはため息をこぼす。次巻はまた2年先か。『ノンキャリウーマン』や『女には向かない職業』のようにロカを、ロカだけを描く単行本が用意されたなら、この一読者、いつでも妻を捨てる用意はできて%◆§♪¶&Ψ㌧R$〓ペй℃#ゞ鹿
番組の途中ではございますが一部不適切な発言がございましたことを訂正するとともにお詫び申し上げます。

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