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2016/04/26

『レインマン 01』 星野之宣 / 小学館 ビッグコミックススペシャル

Photo母親の死を契機に超心理学研究所で働くことになった白髪の青年、雨宮瀑(タキ)。彼は子供の頃から運動会も遠足も順延させる最強の“雨男”として知られていた。
そんな瀑の前に、存在することすら知らされてなかった双子の兄、漣(レン)が突如現れる。漣はビルの屋上に姿を現すとともに飛び降りて死んでしまう。さらに、医学検査の結果、漣や瀑の頭蓋の中には脳がなく、代わりに水が満たされていることが明らかになる。瀑はどうやって生きているのか。また、死んだはずの漣が瀑に伝える世界の真実とは?

……と、ざっくりあらすじをまとめても重い。こんな理不尽な役をふられた主人公の瀑君(漣君と一人二役)も、あまりの難題に第1巻ではまだノリが悪い。
これで作者が違えばオカルトにオカルト風味を重ねてファンタジーで流す手もあるのだろうが、なにせほかならぬ星野之宣、古代史の謎であれ宇宙での事件であれ、いずれはた!と膝を打つ説明に落とし込むチカラワザの達人である。
本作がどこまでこちらの世界の論理で押し切り得るのか、注目したい。

という正面からの紹介はさておき、頭蓋骨の中が水で満たされる、というアイデアを楽しく思った。
実は、以前、そういうホラーのさわりのようなものを書いたことがある。その時は誰かが頭蓋骨の中身を爪で掻き出し、代わりに純水を満たす、という行為に密室犯罪の面白さを感じたものだが、とにもかくにも頭蓋を水で満たすことに興味、魅力を感じる方がほかにもおられた──しかもそれがあの星野大先生!──それだけでもうこの世は満足愉快チョコバナナ。

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