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2015/06/30

『ふしぎの国のバード(1)』 佐々大河 / KADOKAWA BEAM COMIX

私ごとですが5月半ばよりせわしない日々が続いており、そろそろ新しい書き込みの一つもあるんじゃないかと当ブログを覗きにきていただいている皆さまには不義理を重ね、本当に申し訳なく思っています。
ようやくPCに向かう時間もとれるようになってきましたので、しばらくは短評ベースかもしれませんが、できるだけ書いていきたいと考えています。

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Photo『ふしぎの国のバード』は、イギリスの女流探検家イザベラ・バード(1831~1904年)が明治11年(1878年)、当時まだ未開とされていた日本の東北、北海道を旅して歩いた路程 記をコミック化したもの。
原作は『イザベラ・バードの日本紀行』(講談社学術文庫)、『日本奥地紀行』(平凡社ライブラリー)などで読むことができる。

ともかく、開国当時の日本の風俗、文化、生活水準をストーリーにそって絵にする作業を想像しただけで大変な労作であることがうかがえる。たとえば一人の人物の正面の写真が残っていたとしても、その後ろ姿まで描けるわけではないだろう。
少女マンガふうの大きな目が苦手な方には抵抗があるかもしれないが、どうか手に取って読んでいただきたい。きっとさまざまな発見にうたれるに違いない(走行中の人力車で乗り手が急に体勢を変えると危ない。そうなんですか、知りませんでした)。

第1巻は日本を訪れたバードが横浜で通訳伊藤鶴吉(イト)を得、江戸で旅行免状(パスポート)を得、不衛生な宿や不慣れな習慣、食べ物に苦しみつつも粕壁、日光に至るまで。
続刊が待たれる。

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