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2011/12/14

地獄の沙汰もピーチ・マキ 『鬼灯の冷徹』(現在参巻まで) 江口夏実 / 講談社モーニングKC

Photo 最近のギャグマンガでは一番のお気に入り。

 宗教的な薀蓄背景に落ち切らぬギャグ、といえば、ブッダとイエスが立川の安アパートライフを楽しむ『聖☆おにいさん』だが、おにいさん達は最近ハスな構えぶりが鼻について若干鬱陶しい。一方「閻魔大王の第一補佐官 鬼のなかでもトップの鬼神」たる鬼灯(ほおずき)を主人公に立てた地獄の絵日記『鬼灯の冷徹』は、登場人物(獄卒)たちが意外や生真面目で、懸命なギャグの身振り手振りも好感を招く。
 鬼灯は冷酷、ドSという扱いにはなっているが、鬼がサディスティックで何が悪い。むしろ新人獄卒や動物たちへの対応は丁重で、単に冷静、業務に忠実なだけなのである。

 ……などなど、いつものように知ったかぶりなことを書きつらねてもみたが、なにより登場人物たちのピスタチオを食べてるような口元がかわいい。個人的には「地獄のチップとデール」唐瓜と茄子が登場する話、とくに茄子の天然ぶりが楽しくて好きだ。壱巻第6話「鬼とパンツとカニ」など何度読んでも意味不明な展開によじれる。
 掲載誌では人気が出たようで表紙を飾ったりもしているようだが、どうか浮かれないで地味な作風を保持してほしい。

 ちなみに、参巻にさらっと書かれた注釈に苦笑い。思い当たる方面の御仁は気をつけよう。
  殺殺処(せつせつしょ)…婦女子に酒を飲ませてファイト一発した奴が堕ちる地獄

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