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2011/11/21

ボクの手はつかみ、足は跳ねる 『ザッドランナー』(現在2巻まで) カサハラテツロー / 新潮社 BUNCH COMICS

Photo どこに出向くにもプラスドライバとラジオペンチは鞄に欠かせない、という人種がこの国にはいる。そんなハード屋のハートをうひゃひゃとくすぐったのが『空想科学エジソン』だった。

 『ザッドランナー』はそのカサハラテツローの新作。月刊コミック「@バンチ」にて連載中。

 「ザッド」(XAD、eXtreme Acrobatic Dash)とは、四肢のあるモビルスーツを用いたフィールド競技で、競技者はこれに搭乗して障害コースを走り、登り、スピードを競う。この「ザッド」が、普通の高校に普通の部活としてある、というのが『ザッドランナー』の世界。主人公はザッドを操る楽しみをようやく知り始めた高校1年生のポテチ。彼は初めての大会出場目前のある日、怪我をした悪友の代わりに急遽ザッドのパートナーを探すハメに。おおかたの予想どおり四方八方断られたあげく、うっかり声をかけてしまったのが驚異的な身体能力を誇る少女、小梅。彼女は同じ高校の1年生だが、校内では誰より恐れられている。なぜなら……。

 と、1巻のあらすじでもおわかりのとおり設定は少々込み入っている。おまけに、小梅の家の稼業が稼業なものだから話が捻じ曲がってややこしい、ややこしい。
 しかし1巻2巻の読後感は実にスピーディで、細かいことなど気にならない。用語まで細かく設定されたザッド操作の爽快感と小梅の涼しい目(やばい)が、からまった糸なんかなんとでもなるように思わせてくれて、それで、それで? と油断していたら、

  ポテチのくちびるって まだ バージンってことか

と2巻最後のページでからまった糸は、このあとどうなるんだどうなるんだ。
 その少し後の新潮社の宣伝予告ページには、続刊は2012年夏発売予定って、ちょ、おいっ

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