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2006/03/14

転倒ポップ

【ポップ,ステップ,ジャブン】

 サインペン文字をラインマーカーで彩った書店店頭の「手書きポップ」,ブレークのきっかけは新潮文庫の『白い犬とワルツを』(テリー・ケイ,兼武 進 訳)の手書きポップによる大ヒットとされている。
 6,7年前のことだったか。

 近頃ではどこの本屋もポップだらけ,ポップのせいで隣の平積み本のタイトルが見えないほど。
 ポップブームも初期のころは書店店員の苦労のあとがうかがえたり,思いがけずいい本と出会えたりということもあったが,昨今は同じ書店内で嗜好が統一されていないなど,無理やりこさえたアテにならないポップが多く,ただもう邪魔なばかり。

 最近も新潮文庫の『診療室にきた赤ずきん』(大平 健)というのがやたら文字の多いポップ(サイズも文庫本くらい)を立てていてうるさく思っていたが,今日買ったほかの新潮文庫にはさまれた「新潮文庫 今月の新刊」には爆笑してしまった。
 この『診療室にきた赤ずきん』を紹介するのに,
   この書店店頭POPが目印
 あんたねぇ……。

 手書きポップってのは,出版社サイドの画一的売らんかなパンフでないところにありがたみがあったのに,わざわざタネを明かしてどうする。
 このポップにまつわる新人社員の「美談」も聞いてはいるが,本文庫の発行は2004年9月。「埋もれていた」というほどでもなく,美談にしても薄い。単なる営業活動だろう。

 主客転倒ポップ。

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