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2005/05/19

ドーナツブックスいしいひさいち選集 38『ドクトル自爆』 いしいひさいち / 双葉社

790【プルートを散歩させるグーフィーってどうよ,と。】

 おなじみのいしいひさいちアンソロジー,38冊め。通巻の4コマ作品数は4835にいたる。

 単行本が別に用意される「ののちゃん」シリーズを別にすれば,「忍者無芸帖」,「B型平次」,「わたしはネコである(広岡センセ)」,「ノンキャリウーマン」,「バイトくん」,「PNN」,「鏡の国の戦争」シリーズと,今回は特定のキャラクター(たとえば「ワンマンマン」)に偏ることなく,いしいキャラクターたちが少しずつ総出演といった趣だ。
(ゴジラ映画でいえば「怪獣総進撃」あたりか。)

 逆にいえば,その小出しのオンパレードにすら「タブチくん」が入らなくなったことに,プロ野球の凋落をみることもできる。
 プロ野球はいまや地底人並みということだ。

 それにしても,バイトくんが終電に乗り遅れたシーン(4786)に,Andrew WyethのChristina's Worldをもってくるなど,無造作に見えてこの作者の手並みは本当に底が知れない。
 その次のコマ,バイトくんが牛丼屋で夜を明かすシーンの寂寥感。あるいはヒバチにしゃがみこむハチ(4760)や「PNN」における金正男(4816~)など。もはやアヤカシの領域である。

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