フォト
無料ブログはココログ

« がんばれと言うは誰,がんばるは誰 『がんばれ元気』 小山ゆう / 小学館文庫 | トップページ | 最近読んだ本 『フン!』『短篇ベストコレクション 現代の小説2004』 »

2004/09/15

最近読んだ本 『薬師寺涼子の怪奇事件簿〈1〉魔天楼』『まんがサイエンスIX からだ再発見』『そーなんだ!』

2011 久しぶりに読むより購入に走ってしまい,ここ二週間ばかりの間だけでも厚さにして五十センチメートル以上の本を買ってしまった(コミック除く)。それもやや重の長編が中心で,いったいいつになったら書棚が片付くのか途方に暮れている。
 そんなこんなで取り上げることの遅れた(さりとて素通りするのも惜しい)本や作品がたまってしまった。
 とりあえずざっとご紹介させていただこう。

『薬師寺涼子の怪奇事件簿〈1〉魔天楼』 原作 田中芳樹,漫画 垣野内成美 / 講談社マガジンZコミックス

 ドラキュラもよけて通る「ドラよけお涼」こと薬師寺涼子の事件簿がついにコミック化されたことは慧眼の皆様ならすでにご存知に違いない。しかも作画はノベルス版でイラストを担当したあの垣野内成美なのだからもはや何も言うことなし……と言いたいところだがやはりイラストと漫画は別モノであった。
 お涼さまがほぼ全見開きにわたって蜂起,もとい芳紀御二十七歳のオミアシをさらしてご活躍される展開に文句はないのだが,どうも動き過ぎるのである。
 思うにコビコビと表情を変えたり動き回ったりするのは小人のなすことである。女王様はもう少し傍若無人に道の真ん中を歩み,ただ取り巻きたちがその周りをおろおろという作画でもよかったのではないか。

 ちなみに,やや旧聞に属するが,作者インタビューや書き下ろし短編,描き下ろしコミックを収録した『女王陛下のえんま帳 薬師寺涼子の怪奇事件簿ハンドブック』(光文社)も発売中。『巴里・妖都変』や『東京ナイトメア』でお涼さま抜きの人生を想定できなくなったジャンキーにはコミックよりむしろお奨めだ。添付画像は迷った末に,こちら。

『まんがサイエンスIX からだ再発見』 あさりよしとお / 学習研究社(NORAコミックス)

 本「くるくる回転図書館」でも再三取り上げてきた『まんがサイエンス』もすでに9巻め。
 今回は長編仕立てではなく,
  寝る子は育つ?
  傷は体の工事現場
  暑い時には汗をかこう
  毒はどうして毒なのか
などなど,体がテーマのオーソドックスなサイエンスコミック短編集となっている。あやめちゃんがいぢられ役として活躍しているのもお約束どおり。
 最後の1編は
  終わる命 つながる命
とちょっとドキッとするタイトルだが,いくらでも重く扱えるテーマをさらりと流した印象。少し物足りない気もするが,前巻『ロボットの来た道』のときのように埋めようのない寂しさを感じさせられるよりはよい。

 ところで,小学生向けのサイエンスコミックといえば,毎週火曜日発売の『そーなんだ!』(デアゴスティーニ発行,現在130号まで)が楽しいが,その123~124号に掲載された「生き物の楽園ビオトープって何?」(マンガ/高樹はいど)に登場した火星人御一行様が最高だった。ちょっとキショイ系のタコ足火星人が各コマに何人(?)も登場して,地球案内のお姉さんの解説に
  「エ?」「エ?」「火星ダメ?」「火星ダメ?」「火星ダメ?」
  「空ダ」「地上ダ」「地下ダ」「川ダ」
  「ナル」「ナルナル」「ナル?」
などなどと口走る,そのバラけたリズムと得体の知れなさがたまらない。
 『そーなんだ!』は中堅の書店なら雑誌売り場にしばらくのバックナンバーが置いてあることも少なくないのでぜひご覧いただきたい。
  見ル? 見ル。 見ル見ル。

« がんばれと言うは誰,がんばるは誰 『がんばれ元気』 小山ゆう / 小学館文庫 | トップページ | 最近読んだ本 『フン!』『短篇ベストコレクション 現代の小説2004』 »

あさりよしとお」カテゴリの記事

コミック(作品)」カテゴリの記事

サイエンス・自然・SF」カテゴリの記事

ホラー・怪奇・ファンタジー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« がんばれと言うは誰,がんばるは誰 『がんばれ元気』 小山ゆう / 小学館文庫 | トップページ | 最近読んだ本 『フン!』『短篇ベストコレクション 現代の小説2004』 »