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2001/03/19

舞 姫

 
  ぺるしあの酒は強い
  我々は酔うて沙場に臥していた
  もるぎあなお前は
  何を想うておるのか
  何時まで
  さうして踊つているのか
  皆が眠つてしまつたあとも
  もるぎあなお前は
  一人舞う炎が照らす薄絹の
  紅切れと一振りの短剣指に絡ませ
  鈴の瞳幼さの火照る頬
  あらべすくの刺繍の隠す小さな胸が
  踊る
  踊るもるぎあなお前は
  何を想うておるのか
  何時まで
  さうして踊つているのか
  砂漠の夜は静かなので
  舞姫の想いは熔けることがない
  もるぎあな踊る
  ぺるしあの酒は苦い
 

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